コースだと食べきれるか不安だったので(私もすっかり少食になり、一度にたくさんは食べられないのです)、アラカルトで食べたいものを注文する。
・焼物の前菜(鴨の梅肉ソース添え、豚バラ、鶏肉。野菜の甘酢漬けが添えられる)
・ピータン(好物。こんな上等で美味しいピータン、初めて食べた!)
・花椎茸の蒸しスープ(小さい壷のような器に透きとおったスープと椎茸が入り、器ごと蒸されたもの)
・アワビとナマコの煮込み 醤油風味(とろみのついたスープがかかった感じ)
・海鮮おこげ(具が豪華! 淡白な塩味風味)
・レモン風味の杏仁豆腐(満腹でも、これなら食べられる〜)
・マンゴープリン(白いプリンにマンゴーソースがかかったもの)
さすがに上等なお料理といった感じ。シンプルなピータンが、こんなに美味しいなんて、質のいいもの使っているんだろうなあ。
蒸しスープの澄んだ風味にはひたすら感動。焼物も、こちらのお店の自信作のようで、豚バラのとろける感じはよかった。海鮮おこげは、閉店近くだったので具をサービスしてくれたのか? おこげが白めであっさり風味に仕上げてあったのが印象的。
そういえば、5年前の昼に結婚披露パーティーをしたその夜も、二人で中国料理を食べに行ったとか、そのときも海鮮おこげを食べたとか、椎茸の蒸しスープを頼んだら運悪く品切れで食べられなかったとか、いろいろなことを思い出す。「食べ物のことはよく覚えているんだね」と、連れに笑われた。いやあ、大切なことはよく忘れるけど、こういうことはよく覚えているんだよね。
ホテルはサービスがよく快適で、普段の生活からは考えられないほどぜいたくをした気分に。ああ、次に行くとしたら、5年後になりそうです。